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 結について

むかし、日本では、村人たちが共同で山を管理し、たきぎを分け合い、森の恵みをわけあっていました。水を田んぼに引く際、皆に行き渡るようにと工夫し、田植えや稲刈りには村で順番を決め、総出で手伝います。このような地域の助け合い組織を『結（ゆい・けち）』とよんでいました。

男手が足りない家、年寄りしかいない家の草刈りやたきぎ運びもこの寄り合いが中心になって助け合います。自分たちの生きる場を、資源を生かしながら、時としてもたれあい、また、時として励ましあいながら、子孫への恵みとして残していく“智恵”だったのです。

私たちはこの精神を事業理念としています。